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商船三井がアカウミガメの回遊経路調査に協力

2024年7月12日 (金)

ロジスティクス商船三井は7月11日、同社の自動車船が名古屋港水族館などによるアカウミガメの回遊経路調査に協力し、今月7日、太平洋上でアカウミガメ28頭を放流したと発表した。海面の上昇とアカウミガメの回遊経路の関係を研究するための調査で、昨年に続いて2回目の実施となる。

▲放流の様子(出所:商船三井)

調査に協力したのは、同社の自動車船「ファーマメントエース」で、6月27日にアカウミガメ28頭と水族館関係者2人を乗せて名古屋港を出発。7月7日、太平洋上で1頭ずつ放流した。放流されたアカウミガメは、全頭が2歳前後で甲長が35-45センチ、体重が9キロ程度で、ふ化直後とは異なり外敵から襲われる可能性は低いという。

この調査は、北太平洋中部の東端にいるアカウミガメが、海面水温が上昇するエルニーニョが発生した年に米・カリフォルニア沖に到達するという太平洋の「熱回廊仮説」を検証するため、同水族館や米スタンフォード大学など国内外の研究機関と共同で実施している。アカウミガメには発信器が取り付けてあり、発信される位置情報から回遊経路を探り、絶滅の危機にあるアカウミガメの生態を解明し、保護活動に役立てる。

商船三井グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」で環境戦略を主要戦略の一つとして位置付けており、海洋保全活動の一環として調査に協力した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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