調査・データウェザーニューズ(千葉市美浜区)は5日、夏の暑さを予想する「猛暑見解2025」を更新し、今年の8月から10月の気温は全国的に平年より高く、特に8月下旬から9月初めを中心に厳しい残暑となるとの予想を発表した。8月下旬になっても35度以上の猛暑日が続くおそれがあり、10月にかけて高温傾向が続くとして、注意を呼びかけている。
同社によると、今年の夏の猛暑の原因は太平洋高気圧とチベット高気圧による「ダブル高気圧」で、2つの高気圧が上空で重なり合うことで、一つの高気圧のようになり、厳しい暑さをもたらしている。
今後は、8月中旬に前線や寒気の影響で天気がぐずつき、本州付近の厳しい暑さはいったん落ち着く。しかし、8月下旬になると、フィリピン近海の対流活動の活発化と偏西風の蛇行によって、再びダブル高気圧となり、暑さが一層厳しくなる。
例年は9月以降、太平洋高気圧が次第に日本の南東に後退し、涼しい空気を運ぶ偏西風が南下するが、今年は太平洋高気圧の勢力が強く、偏西風帯の南下が平年より遅れるため、10月にかけて全国的に気温が高い状態が続くと見込んでいる。
昨年9月は記録的な猛暑だった2023年に次いで歴代2位の高温となったが、今年9月も昨年と同じか、上回る暑さとなる可能性がある。
全国の地域別にみても、全ての地域が8月から10月まで「気温は平年より高い」との予想になっている。8月から9月にかけての猛暑日の日数予測では、京都で20日、大阪で18日、岡山で17日などとなり、西日本を中心に日中の厳しい暑さが続くとみられる。
このため、同社では北日本を除き、8月中も熱中症への警戒を呼び掛けている。
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