日本郵船、アカウミガメの調査にボランティア参加

環境・CSR日本郵船は8日、認定特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパンと協働し「紀州みなべのアカウミガメ調査」プログラムを立ち上げ、7月に日本郵船グループ社員17人がボランティアとして調査に参加したと発表した。

和歌山県みなべ町は、絶滅のおそれがあるアカウミガメの産卵地として国内最大規模の地域で、1990年以降、生態の解明調査が進められてきた。

ことし7月に2回にわたって実施されたプログラムに参加したグループ社員らは、夜間に産卵のため上陸したアカウミガメの個体識別標識（タグ）の確認や装着を手伝ったほか、測定器を使い甲羅の長さ・幅を計測した。

これらの作業は、特定非営利活動法人日本ウミガメ協議会の研究者や地元の市民団体みなべウミガメ研究班による指導のもと、アカウミガメの産卵行動を阻害しないよう慎重に行われた。