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DIC、ベトナムで8月までに新工場が稼働

2013年3月22日 (金)

拠点・施設DIC(東京都千代田区)はこのほど、子会社のDICベトナムがパッケージ用リキッドインキの新プラントの建設に着工した、と発表した。新プラントは6月に完工し、試運転を経て8月までに本格稼働に入る。

パッケージ用リキッドインキの需要増大が見込まれるベトナムで生産能力を大幅に増強することにより、グローバルなパッケージ用リキッドインキの生産基盤を強固にする。

ベトナムでは生活水準の向上などによる包装需要の増大から、パッケージ用リキッドインキの需要が2013年の1万1000トンから、15年には1万8000トンへと著しく増大する見通しとなっている。

これに伴い、顧客となる包装材メーカーも、日本、ヨーロッパなどの先進国や、インドネシア、タイなどの近隣諸国からベトナムへ生産拠点を移転するケースが増加しており、市場は一段と活況を呈するとなっている。

DICベトナムでは、新プラントの建設により、原材料から完成品までの一貫生産を行うことが可能になることから、輸送費などといったコスト削減による収益性の向上を図る。

また、今夏の稼働開始後、需要増大や拡販を通して生産規模を拡大することにより、パッケージ用リキッドインキの出荷数量を2015年に1500トンへ引き上げる。