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三菱ロジスネクスト、中国の販売子会社を譲渡

2024年7月19日 (金)

サービス・商品三菱ロジスネクストは18日、フォークリフト販売の中国子会社である力至優叉車(上海)(NIX、上海市)の全持ち分を、物流機器・部品販売の弗朗斯(香港)(FLS)に譲渡すると発表した。中国では、低価格を武器とする地場メーカーの台頭で物流機器の競争が激化しており、FLSは赤字経営が続いていた。

三菱ロジスネクストは譲渡に先立ち、NIXが行う2956万ドル(46億5000万円)の増資を全額引き受け、債務超過を解消する。譲渡価額は3392万3000元(7億3500万円)で、譲渡予定日は8月31日となっている。

NIXは1998年、三菱ロジスネクストの100%出資で設立され、代理店向け卸売りと顧客向け直販でフォークリフト販売を進めてきた。直販ではNIXが中国に展開する販売・サービス網を通じて、主にニチユブランドの電気式フォークリフトを販売している。しかし、近年の競争激化の影響で、ここ3年間は売り上げが落ち込み、毎年赤字を計上していた。

FLSは三菱ロジスネクストの取引先で、同社は今後も取引関係を継続し、ニチユブランドの製品を提供する。同社はフォークリフトや物流機器の生産を手がける三菱重工の子会社。17年にニチユ三菱フォークリフトとユニキャリアが統合して発足した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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