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4-6月期の国内荷動き指数が悪化、NX総研調査

2025年7月31日 (木)

調査・データNX総合研究所(東京都千代田区)は7月31日、今年6月に実施した企業物流短期動向調査の結果を公表した。国内向け出荷量の動向を示す荷動き指数は、4-6月の実績でマイナス14となり、前期1-3月実績に比べ3ポイント悪化した。業種別では15業種のうち6業種で指数が改善し、7業種で悪化した。

調査は製造業と卸売業の主要2500事業所を対象に実施。669社から回答があった。今年4月から6月の実績と、7月から9月にかけての見通しを尋ね、「増加」の割合から「減少」の割合を引いて指数としている。

国内向け出荷量の4-6月の実績は「増加」が15%で減少が29%だった。7-9月の見通しは「増加」15%、「減少」26%で、横ばいが増えたため指数はマイナス11と、3ポイント改善する見込みとなった。

業種別にみると、4-6月の実績で指数がプラスになったのは食料品・飲料の1業種のみで、精密機械はゼロ、その他の13業種はマイナスだった。食料品・飲料はプラス3で、最も悪かったのは金属製品のマイナス40だった。

1-3月期に比べて指数が改善した業種は、食料品・飲料や窯業・土石、精密機械、鉄鋼・非鉄など6業種で、悪化したのはパルプ・紙や金属製品、繊維・衣服、輸送用機械などの7業種だった。化学・プラスチックと鉄鋼・非鉄は横ばいだった。

また、7-9月の見通しは、精密機械と食料品・飲料、その他の製造業がプラスで、その他の12業種はマイナスだった。最も指数が良かったのは精密機械のプラス15で、最も悪かったのは窯業・土石のマイナス37だった。

地域別にみると、4-6月の実績は東北がプラスとなった以外、8地域でマイナスだった。7-9月の見通しも東北がプラスで、他の地域はマイナスだった。実績で東北はプラス1となり、最も悪かったのは中国のマイナス29だった。

1-3月期との比較では、東北と四国で指数が改善、近畿は横ばい、その他の6地域は悪化した。

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