拠点・施設積水化学工業は22日、タイのラヨン県にある工場で合わせガラス用中間膜の生産能力を増強するため、新製膜ラインを増設すると発表した。投資額はおよそ80億円で、2026年度下期の稼動を予定している。この新ラインでは、ヘッドアップディスプレイ(HUD)用くさび形中間膜などの高機能製品群(N-HPP)を生産する。
自動車向け中間膜市場は今後年率1-2%で成長し、2030年には9800台に達すると予想されている。新エネルギー車の普及に伴い、中間膜の需要拡大が見込まれている。
同社はグローバルな需要に対応するため、タイ工場の生産能力を増強し、競争力を高めることを目指す。また、HUD用中間膜の市場シェアを拡大し、さらなる成長を遂げるための基盤を強化する計画。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com