ロジスティクス三井不動産は22日、英国中部西エリアのコベントリーで計画されている物流施設事業に参画したと発表した。2026年に完成する予定で、同社の海外物流事業は10件目。英国での物流事業は初めてとなる。
同社は、事業参画にあたって英国子会社を通じ、ヨーロッパで最大の開発実績を持つ物流デベロッパー、パナトニUKとの共同事業契約を締結した。
建設される物流施設は、3つの高速道路に囲まれ、物流プライム立地とされるゴールデントライアングルに近い位置にある。高速道路の出入口に隣接しており、英国の9割の地域に4時間以内でアクセスできる。
施設はRC造り1棟で、敷地面積は19万2700平方メートル、延床面積は5万平方メートル。25年の着工を予定している。リサイクル材の使用や自然採光の活用、LED照明の導入など、環境に配慮をした設計で、サステナビリティに対して関心の高い英国で、他の施設との差別化を図る。
同社によると、英国は欧州の中でも電子商取引(EC)の普及率が高く、今後もその成長が期待されている。さらに、コロナウイルスの影響や地政学的要因、輸送コストなどの高騰を受け、物流拠点をユーロ圏へ戻すサプライチェーンの再構築が進んでおり、物流施設事業は今後も拡大が見込まれるという。これまで同社が国内外で培ってきた物流施設開発のノウハウと、パナトニUKが持つ欧州での物流施設開発のノウハウを最大限生かして、事業を進めていくとしている。
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