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いすゞ、AT普免でOKの小型トラック・エルフミオ発売

2024年7月25日 (木)

荷主いすゞ自動車は24日、AT限定の普通免許で運転できる国内唯一の小型ディーゼルトラック「エルフミオ」を同月30日に発売すると発表した。「だれでもトラック」がコンセプトで、人手不足が課題となっている運送業界で、ドライバーのすそ野の拡大に貢献したいとしている。

▲専用色ペールブルーのエルフミオ(出所:いすゞ自動車)

エルフミオは、燃費性能に優れる1.9Lディーゼルエンジン「RZ4E」を搭載。軽量なエンジンを採用することで、最大積載量1.35トンを確保した。また、燃費性能を徹底的に追求した結果、クラストップの1リットル当たり13.6キロ実現し、中量車燃費基準を達成した。

車内は、広く快適な空間を確保し、ドア開口部も広くして乗り降りのしやすさも追求した。さらに、小径ステアリングの採用やシートスライドピッチの細分化で、最適なドライビングポジションを取れるようにし、誰にとっても運転しやすい設計にこだわった。

上級グレードの「SEカスタム」にはアームレストやシートヒーター、ランバーサポート付きシート、電動パーキングブレーキを装備し、快適な車内空間を目指した。キャブ(運転台)はシングルキャブ、ダブルキャブに加え、シート後方の空間を広げたスペースキャブがある。

また、個人でも気軽に購入できるようスマートフォンやタブレットなどのデジタル端末からアクセスできるオンライン販売チャネル「ELFmioストア」も開設した。商談の申し込みから車両契約まですべてオンラインで済ませられ、販売会社に足を運ぶ必要はない。同社はユーザーがいつでも、どこでも購入できる、トラックの新しい購入スタイルを目指すとしている。

主力モデルのシングルキャブ・平ボディー・フラットロー仕様は、車両価格365万5000千円(税抜き、東京地区)。今年度の国内販売台数は、5000台を目標にしている。