ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

GSユアサ、鉄道用リチウムイオン電池システムをハイブリッド車両に展開

2010年11月9日 (火)

環境・CSRJR貨物が開発中のハイブリッド入換機関車GSユアサは9日、同社が製造・販売している産業用リチウムイオン電池モジュール「LIM30H-8A」について、4月から東京貨物ターミナル駅(東京都品川区)で進められた実証確認試験で、「ハイブリッド機関車向けのリチウムイオン電池システムの実用化につながる成果を得ることができた」と発表した。同社は今後、鉄道用リチウムイオン電池システムの完成度を高め、ハイブリッド鉄道車両に本格展開していく。

 

LIM30H-8Aは、架線レス鉄道車両、鉄道用電力貯蔵装置、ディーゼルハイブリッド車両など鉄道用途をはじめとする産業用大容量ハイブリッドシステムなどを目的に開発・実用化された製品。例年になく暑い日が続いた今夏でも、8月と9月実施の営業運転を想定したハイブリッド入換機関車性能確認試験で、安定した性能を保ちながら運用することができたという。

 

同社は今後、ハイブリッド入換機関車向けリチウムイオン電池システムの実用化を目指すとともに、ハイブリッド鉄道車両の普及に注力していく、としている。