認証・表彰日本郵船は31日、液体荷役機器メーカーのTBグローバルテクノロジーズ(東京都中央区、TBG)と共同開発した船舶間アンモニア燃料供給装置「バンカリングブーム」が、日本海事協会から基本設計承認(AiP)を取得したと発表した。
この装置は、アンモニア燃料船と供給船を緊急時に瞬時に切り離せる緊急離脱装置を搭載しており、アンモニアの飛散量を抑えることで高い安全性を確保するものである。環境負荷が少ない燃料として注目されるアンモニアは、ゼロエミッションの実現に向けた重要な要素とされており、日本郵船はその普及と利用拡大を目指している。

▲アンモニア燃料供給船のイメージ(出所:日本郵船)
今回の「バンカリングブーム」の開発は、世界的な脱炭素化の潮流に対応するものであり、安全性を重視した設計が評価された。アンモニアは毒性が高く、取り扱いには高度な安全管理が必要であるが、同装置はその課題をクリアするための革新的な技術を取り入れている。
日本郵船とTBGは、これまでにも環境技術の研究開発を進めてきた。今回の装置開発により、アンモニア燃料の利用がさらに広がることが期待される。アンモニアは、燃焼時に二酸化炭素を排出しないため、ゼロエミッションの実現に向けた燃料として注目されている。
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