調査・データファッションECのZOZOは7月31日、2025年3月期第1四半期の決算説明会を開催した。
それによると、同期の(その他商品取扱高を除く)商品取扱高は1326億3100万円(前年同期比7.5%増)となった。売上高503億8700万円(同9.8%増)、営業利益は158億9500万円(0.2%増)と報告。商品取扱高、営業利益ともに第1四半期における過去最高実績となった。
営業利益では、商品取扱高の増加とともに、送料ポリシー変更などによる粗利の増加が、新設物流拠点に関わる固定費用増や配送費用の増加等を上回り増益となった。
営業利益率は12%で前年同期から0.9ポイント減。送料収入増がプラス要因となったが、荷造運賃比率の上昇、新物流拠点貸借に伴う賃貸料、減価償却比率の上昇が利益率を押し下げた。
販管費における物流関連費用(アルバイト、派遣・外注人件費、業務委託費で物流業務に従事する人員の人件費相当額)は、45億2100万円で、対取扱高比3.4%は前年同期と比べて増減がなかった。物流拠点拡張に伴う横持ち便などでコスト増、省人化設備投資の投資効果によるコスト減があったとしている。
気温が例年よりも高い状況からTシャツなど安価な商材の売り上げ構成比が高まったことで、平均商品単価は前年実績を下回った一方、平均出荷単価では、1万2000円以上の購入で送料無料を打ち出し、前年実績を上回る実績を残した。
なお、25年度通期連結業績予想では、(その他商品取扱高を除く)商品取扱高5722億円(6.6%増)。売上高2144億円(8.8%増)、営業利益642億円(6.9%増)、最終利益452億円(1.9%増)を見込む。
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