行政・団体国土交通省は5日、東京MOU(アジア・太平洋地域におけるポート・ステート・コントロール協力体制)による「アジア・太平洋地域ポート・ステート・コントロール一般研修」を8月20日から9月11日まで実施すると発表した。この研修には、東京MOU域内外の19か国・地域から20人の研修生が参加し、各国のPSC(ポート・ステート・コントロール)検査官の能力向上を目的としている。
研修は、日本財団の支援を受け、国土交通省の全面協力のもとで行われ、講習や実地訓練を通じて国際規則の順守と検査能力の統一的な向上を図る。今回で12回目となるこの研修は、国際海事機関(IMO)の技術協力プログラムの一環として高く評価されている。
研修は、横浜市のワークピア横浜を主会場として、各地方運輸局でも実施される。研修生たちは、SOLAS条約(海上人命安全条約)やMARPOL条約(海洋汚染防止条約)に関する講習を受けるほか、PSCの実地訓練も行い、国際的な基準に基づいた検査の実践を学ぶ。研修の一部はメディアに公開され、8月20日に開かれる開講式への取材が可能である。
PSCは、船舶の登録国による監督を補完する立場から寄港国(外国船舶の入港を許可した国)が外国船舶に対して、国際条約を適正に守っているかどうか、直接、その船内に立ち入って監督する制度。
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