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国交省、23か国の外国船検査官向け研修に協力

2018年8月16日 (木)

行政・団体国土交通省は、20日から9月14日までの4週間、23か国・地域の外国船検査官(ポートステートコントロール=PSCを行う検査官)を対象とした研修を行う。アジア・太平洋地域のPSC協力体制である東京MOU主催の研修に協力し、国際規則に関する講習や船上実地訓練を実施する。

東京MOUは域内加盟国・地域の初級・中級技量のPSC官に対し、検査能力の向上、検査手順の地域間の平準化に向けた「アジア・太平洋地域ポート・ステート・コントロール一般研修」を毎年開催しており、8回目となる今回は23の国と地域から24人が参加する。

研修前半の2週間は、横浜市で東京MOU事務局、地方運輸局などのPSC官、海事局の担当職員、日本造船技術センターの専門家が講師となって、外航船舶が順守すべき国際規則やPSCの実施に関する講習を行う。また、舶用膨脹式救命いかだなどの認定整備事業者の協力を得て、同整備事業場を見学する。

研修後半の2週間は、全国10か所の地方運輸局などで経験豊富なPSC官の指導により、外国船舶のPSC実地訓練を行う。