ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

上組、ミャンマーの物流に本格参入、トラック持込み

2013年4月9日 (火)

ロジスティクス上組は9日、ミャンマーでトラック運送事業に本格参入すると発表した。足掛かりとして同国で物流最大手のエバー・フロー・リバー社と共同事業を行い、日本やベトナムからトラックを持込んで運送事業基盤の確立に注力し、合弁事業への移行を目指す。

上組は昨年7月、25か所目の海外拠点としてヤンゴン事務所を開設し、現地で情報収集、市場調査を実施した結果「急速な経済発展に伴うトラック運送需要の増大が見込める」と判断。

ことし3月にエバー・フロー・リバー社とトラック共同事業に関する契約を締結し、ヤンゴン市ダゴン地区でトラックの共同事業を開始することにしたもの。

共同事業を皮切りに、近く合弁会社を設立し、車両の整備と人員の増強、組織強化に取り組む。

現地で使用する車両は、日本やベトナムで中古の大型トラックやトレーラーなどを調達し、エバー・フロー・リバー社が輸入する形で持ち込む。まずは20台程度を用意し、段階的に増車、2014年末に180台体制へと拡大する。

上組では昨年末、コメの集荷、加工、販売を担う国策民営会社のMAPCO社と共同運営事業の覚書を締結。今後はこの共同事業を合弁化し、穀物などを取り扱う倉庫業を基盤に、トラック輸送、水運、鉄道などを利用した総合物流事業を展開。フォワーディング事業と組み合わせた海外展開を進める方針。