環境・CSR生活協同組合パルシステム東京(東京都新宿区)は16日、同組合の配送拠点、昭島センター(東京都昭島市)が2023年度に電気由来CO2の排出量100%削減を達成したと発表した。太陽光パネルの自家発電や省エネ型冷蔵・空調設備などの導入に加え、小水力発電所の環境価値を証書化購入するなどして実現した。
同センターはパルシステムの環境配慮センターとして位置づけられ、先駆的な省エネ型設備を導入して、電気使用におけるCO2排出量削減を目指している。

(出所:パルシステム)
同センターの屋上には7割以上の面積に太陽光パネルが設置されているほか、一部の緑化でヒートアイランド現象の抑制や断熱性向上による省エネを図っている。構内の冷凍・冷蔵設備にも省エネ型自然冷媒や温度管理システムを導入、施設内の照明もすべて消費電力の小さいLEDにしている。
また、センター内での省エネ化でもゼロ換算まで削減できなかった分は、那須野ヶ原土地改良区連合(栃木県那須塩原市)小水力発電所の環境価値を証書化した「非化石証書」を購入し、CO2排出量を埋め合わせた。
同グループは2030年のCO2排出量を、2013年度比で46%削減するとの目標を掲げている。パルシステム東京はグループの目標達成に向け、環境負荷の軽減をリードしていくとしている。
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