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【四半期決算】SBSHD3Q、コスト削減で燃料費上昇吸収

2010年11月10日 (水)

EC【平成22年12月期第3四半期連結業績】
社名:SBSHD 
売上高:894.7億円(3.1%増)
営業利益:32.6億円(88.9%増)
経常利益:35.3億円(50.4%増)
四半期純利益:18.1億円(18.1%減)

 

収益力を向上させるため、新規営業開拓の推進など営業力の強化とコスト削減に取り組むとともに、M&A戦略で今年度2件目となるエイシーシステムコーポレイションの株式取得を7月に完了した。

 

主力の物流事業では、新たにネット通販企業向けの物流センターやチルド食品メーカー向け3PL業務を相次いで立ち上げるなど、事業拡大に取り組んだ。円高の影響が懸念されるものの、輸出メーカー関連の荷動きも「これまでのところ改善傾向にある」としている。消費財関連は個人消費の冷え込みが継続しているが、猛暑の影響もあって飲料などの売上が伸長した。

 

この結果、部門売上高は794億4200万円(前年同期比1.3%増)を確保。営業利益は、昨年来からのコスト削減努力が、燃料費の上昇による負担増を吸収し、18億8800万円(24.2%増)となった。

 

マーケティング事業は、昨年3月末にメール便子会社を売却した影響で売上高が53%減少したものの、収益力性は回復、営業利益2700万円(22.3%増)を確保した。人材事業では、景気低迷による作業量の減少、派遣先企業が日雇派遣の原則禁止を含む法改正を見据えて直接雇用を推進するなど、需要の減少が継続。部門売上高、営業利益ともに減少した。

 

このほか、金融事業では保有物流施設の流動化を実施したことが寄与し、部門売上高が49億6400万円(4.6倍増)、営業利益も11億9800万円(3倍増)と大幅に伸長した。