ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

農総研、農産業専門人材サービス会社を設立

2024年8月20日 (火)

産業・一般全国の都市部を中心としたスーパーマーケットで「農家の直売所」を運営する農業総合研究所(和歌山市)は20日、農産業専門の人材サービス会社・やさいジョブ(東京都品川区)を設立することを発表した。やさいジョブは、人材不足に悩む農産物の生産現場だけでなく、加工・流通・小売と農産業に関わる幅広い業種を対象に人材をマッチングを行う。

農林水産省の「2020年農林業センサス」によると、7割を超える経営体が「農業経営を引き継ぐ後継者を確保していない」と回答。一方で2022年に内閣府が行った調査によると、東京圏在住者で地方移住に関心があると回答した人の割合は34.2%と、増加傾向となっている。

こうした地方移住に関心を持つ人々に対し、現在は「農産業を仕事とする」ことの情報や機会の紹介は決して十分とは言えないことから、今回の新会社設立により、人材面から「持続可能な農産業の実現」を目指す。

今後は、年内に有料職業紹介事業の認可を取得した後、事業を本格的にスタートさせる予定。また人材紹介の付随サービスとして、求職者に対する農産業での地方移住や独立の支援や就職支援サービスを行うほか、農産業関連の事業者に対しては総合的な採用活動の支援サービス、農産業に関するビジネスマッチング、さらには地方活性化支援サービスなどの展開も検討しているという。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com