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M&AAZ-COM丸和ホールディングスは21日、一般貨物運送業の山本水産輸送（岡山市中区）を10月1日付で完全子会社化すると発表した。
山本水産輸送は2000年3月設立で、中国地方を拠点に物流事業を展開。自社車両と協力会社を組み合わせたスイッチ輸送により、中国地方から関東圏まで効率的な輸送網を構築している。食品メーカーとの取引基盤も厚く、低温食品物流のノウハウと経営資源を持つ点が強みだ。2024年9月期の業績は、売上高48億1700万円、営業利益1億1300万円、当期純利益3600万円。同社子会社のヤマスイ物流（岡山市）もあわせてグループ入りする。
丸和は低温食品物流をEC（電子商取引）物流や医薬・医療物流と並ぶ重点分野に位置づけている。今回の子会社化により輸送力とネットワークを拡充し、サービス領域の拡大と品質向上を図る。さらに、自社が培った運行ノウハウを共有することで、山本水産輸送の法令順守や安全運行の取り組みを強化し、事業シナジーを発揮するとしている。
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