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ヤマト、マンションで置き配対応自動配送ロボ実証

2025年8月22日 (金)

▲大規模マンションでの自動配送ロボットを活用した実証実験イメージ(出所:ヤマト運輸)

ロジスティクスヤマト運輸は22日、韓国の自律走行ロボット開発企業のワットと、大規模マンションを対象に自動配送ロボットを活用した実証実験を始めたと発表した。千葉県浦安市の「プラウド新浦安パームコート」で9月24日まで実施し、10月からは東京都品川区の「プラウドタワー目黒MARC」でも展開する。

実証では、スマート宅配ボックス「W-Station」(ダブルステーション)と連動する2種類の配送ロボットを活用。居住者は通知メールから受け取り方法や時間帯を指定でき、ロボットがボックスから荷物を受け取り、オートロックやエレベーターを操作して各住戸へ届ける仕組みだ。受取人はパスワードを入力して荷物を受け取るほか、希望すれば玄関前での置き配も可能となる。

▲実証の流れ(クリックで拡大、出所:ヤマト運輸)

都市部では1000戸を超える大規模マンションが増加しており、宅配物量の集中によりドライバーの負荷増大や再配達コストが課題となっている。ヤマトとWATTは、ロボットによる配送性能や障害物回避能力に加え、住民満足度や運用コストを検証し、利便性向上と業務効率化の両立を目指す。

使用するのは、エレベーターやセキュリティドアを操作できる対面型の「James mW」(ジェームズミリワット)と、置き配(非対面)対応型の「James W」(ジェームズワット)の2機種。これにより、非対面ニーズや多様な生活スタイルにも対応可能とする。両社は24時間稼働を前提にしたラストマイルモデルを構築し、将来的にはほかの宅配事業者や異業種の配送にも適用する構想を持つ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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