
▲今回導入のFCVトラック(出所:丸運)
環境・CSR丸運は21日、グループで初となる燃料電池トラック(FCV)を導入したと発表した。子会社の丸運ロジスティクス関東(東京都江東区)が20日に納車を受け、損害保険ジャパン(新宿区)の社内便配送に活用する。FCVは水素と酸素の化学反応で発電し、走行時に排出されるのは水のみでCO2を一切出さないため、環境負荷低減に資する次世代車両として注目されている。
納車式には製造を担ったいすゞ自動車の関係者も出席。車両は丸運のコーポレートカラーを基調に、地球をイメージした環境活動のシンボルマークをあしらったデザインとなった。今回の導入は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」の一環であり、丸運グループは電動商用車の普及を進めるCommercial Japan Partnership Technologies(CJPT、文京区)に車両データを提供する。
損保ジャパンはグループ横断で「SOMPO気候アクション」を掲げ、スコープ3を含む温室効果ガス(GHG)排出削減を推進している。今回のFCV導入は、同社の社内便配送を通じて物流分野での排出削減を図る取り組みの一環となる。
丸運は環境負荷低減を重要な経営課題と位置づけ、2030年度までにCO2排出量を19年度比で20%以上削減する目標を掲げている。今回のFCV導入はその実現に向けた施策の一つであり、今後も低炭素型車両の導入を積極的に進める方針だ。
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