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ダイセル化学工業、中国現地法人が北京分室を開設

2010年11月10日 (水)

産業・一般ダイセル化学工業は9日、キラルケミカル事業の中国現地法人「ダイセル薬物手性技術(上海)有限公司」の分室を北京に設置すると発表した。

 

同社は2008年1月、中国でのキラルカラム事業を強化するため、上海地区に現地法人を設立し、キラルカラムのテクニカルサービス・販売、キラル化合物分取事業の全国展開を進めてきた。中国での欧米大手製薬会社向けのR&D業務の拡大、中国の大学・研究所と製薬会社のキラル化合物への取組みの増加を背景に順調に売上を伸ばしてきたが、北京地区でのキラルカラム、キラル化合物分取のニーズが多いことから、北京市中関村科学技術園区にある生命科学園に北京分室を設置することにしたもの。

 

北京分室には、分析用と分取用超臨界クロマト(SFC)装置、分析用HPLC装置を導入する。今後、同社は「上海と北京の2拠点体制で中国でのキラルケミカル事業の拡大を図っていく」としている。