環境・CSRNTT西日本は21日、地域の脱炭素化を目指したEV(電気自動車)導入ソリューションの共創パートナーを募集することを発表した。これは、同社が運営するオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」で実施される事業共創プログラム「ビジネス・マッチアップ!フォー・ネクスト・バリュー」の第4回目として行われる。
今回の取り組みは、NTTビジネスソリューションズが展開するEV導入運用支援ソリューション「N.mobi(エヌ・モビ)」を活用し、企業や自治体が保有する車両のEV化や減車、さらにはマンションや公営施設へのEVカーシェアの設置を支援するものだ。これにより、地域全体の脱炭素化を推進し、持続可能な社会の実現を目指す。また、採択された企業の要望に応じて、NTTドコモ・ベンチャーズが出資を検討することも視野に入れている。
このプログラムでは、応募企業から書類選考を通過した企業(5社予定)が提案を行い、NTTビジネスソリューションズの事業と高い共創親和性を持つアイデアが採択される。採択された企業は、共創事業の検討に進み、必要に応じて実証実験予算もNTTビジネスソリューションズが負担する予定だ。
募集テーマは、不動産業、運輸業、観光業、地方自治体の4つの業種に分かれている。運輸業向けのテーマでは、中堅中小の物流・運輸企業を対象に、環境負荷の軽減や業務効率化を目指したサービスの共創が求められている。特に、EVを活用した配送業務の効率化や社員の安全性向上が重視されており、これらの企業にとって競争力強化のチャンスとなる。
プログラムのスケジュールは、8月28日から説明会が実施され、9月24日までにエントリーを締め切り、9月30日にはピッチ登壇企業が発表される予定だ。最終的に採択された企業は、11月21日のピッチ大会を経て共創事業を進める。
今回のプログラムは、地域の脱炭素化を目指すだけでなく、物流や運輸業界の効率化を図り、持続可能な社会の実現に寄与するとしている。
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