拠点・施設センコーグループのランテック(福岡市博多区)は3日、神奈川県伊勢原市にある湘南支店の増築を完了し、竣工式を実施したと発表した。同支店はもともと敷地面積2万8405平方メートル、延床面積1万2767平方メートルの2 階建て冷凍冷蔵倉庫冷凍冷蔵倉庫として運用されていたもの。取扱物量の増加に対応するため、同敷地内に1万6956平方メートルの自動倉庫を増築した。7058棚の自動倉庫と4基の垂直搬送機が設置され、ピッキングの効率が向上した。

▲増築された湘南支店(出所:ランテック)
また、省エネ型の自然冷媒冷凍機や719kwの太陽光発電設備が導入され、CO₂排出量削減に貢献している。非常時には420kVAの発電設備も稼働し、停電時の対応が可能となっている。
今回の増築により、倉庫全体で44台のトラックバースが稼働し、荷物の取り扱い効率が大幅に向上する見込みだ。ランテックは今後も持続可能な物流拠点の構築を目指し、環境配慮型設備を積極的に導入していく方針を強調している。
・建物構造:鉄骨造 倉庫2階層
・敷地面積:2万8405平方メートル
・延床面積:1万6956平方メートル(増築部分のみ)
・設 備:垂直搬送機 4基、省エネ型自然冷媒冷凍機、デシカント空調設備、太陽光発電設備719キロワット、非常用発電設備420キロVA、自家用給油設備、整備工場
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