サービス・商品在庫管理システム「SmartMat Cloud」を運営するエスマット(東京都品川区)は11日、同システムを導入した東京ガスネットワーク(東京都港区)での活用事例を公開した。
同システムは、現場のあらゆるモノの実在庫をIoTで見える化し、在庫管理を自動化するとともに、工程の改善をサポートする。多くの人手が必要だった棚卸しや、人手では不可能だったリアルタイムでの実在庫把握など高度な管理のほか、発注まで完全自動化し、倉庫作業などの省人化・高度化を実現する。2018年の事業開始以降、製造業やサービス業、医療機関など幅広い業種で採用され、1800件以上の事業所などに導入されている。
東京ガスネットワークでは、ガス工事などに使う部品などを倉庫に保管していたが、小さな部品が多いうえ、種類も個数も多いため、数え間違いも多く、在庫管理に手間がかかっていた。また、倉庫内は空調がなく、冬や夏は長時間の作業が過酷な状況だった。さらに発注を担当者の経験や勘に頼っているという課題もあった。
こうした倉庫作業での担当者の負担を軽減するとともに、正確で効率的な在庫管理を行うため、同システムを導入したという。
導入後は、入庫や発注、棚卸などの時間を月30時間削減できたほか、発注もアラートによって判断できるようになり、スピーディーで正確な発注が可能になった。過剰在庫や滞留在庫も減り、月平均で50万円のコスト削減にもなったという。
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