調査・データ東洋埠頭は11日、同社のDXの取り組みについて公表した。DXを長期ビジョン実現に向けた取り組みとして位置づけ、ロボットやAIを活用して物流の高度化や多様化を図る。
同社の長期ビジョン「100周年に東洋埠頭があるべき姿」では、グループ売上高500億円の達成や、働きやすい職場環境の確立、社会全体のサステナビリティ確保への貢献などを挙げている。これらの目標の実現に向け、デジタル化と自動化で深課価値向上を図り、効率的な経営資源の循環によって、事業規模拡大を目指すとしている。
DXの展開については、現場業務の標準化・デジタル化を第1段階とし、第2段階のデジタル活用に付加価値向上を経て、第3段階のロボット・AIを活用した物流高度化・多様化を達成する。
これらを達成するために、在庫管理システムを刷新して、収益拡大や事業発展の基礎となる仕組みを構築するほか、オペレーションを統一して業務をデジタル化。デジタルに強い人材を育成するとともに、社内デジタルリテラシーを向上させる。また、最新ロボットやAI技術などの検証や導入を進めるとしている。
基幹システムの刷新は2026年12月に完了する予定で、さらに最新技術の導入に向けて年間の10件のトライアルを実施し、データ分析に基づく業務改善提案を4半期ごとに10件行っていくとした。
最新技術の導入については、東扇島支店に自動倉庫型ピッキングシステムや台車式流動棚を導入した船橋DXセンター営業所を開設。大阪支店にも、全国最大規模の危険物立体倉庫を整備している。
また、DXを推進するために23年4月、情報システム部を情報管理部とデジタル推進部に再編。デジタル戦略の推進やシステム開発の体制を強化した。
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