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APEC閣僚共同声明、国際物流円滑化へサプライチェーン連結強化

2010年11月12日 (金)

話題APECサプライチェーン連結枠組行動計画アジア太平洋経済協力会議(APEC)の閣僚会議は11日、共同声明をまとめた。このうち物流関連では、サプライチェーンの連結を促進するため、「APECサプライチェーン連結枠組行動計画」を承認し、2015年までにサプライチェーンのパフォーマンスを10%改善する目標を明記。また、域内の物品移動の確実性、予測可能性を高めるため、「APEC事前教示ガイドライン」を承認した。

 

このほか、シングル・ウィンドウシステムの構築促進と、システム間の国際連携の向上、相互運用可能な基準に基づいた「貨物状況のデータ共有のためのグローバル情報網整備」を目指す「国際サプライチェーン可視化のイニシアチブ」の実施など、地域経済統合に向けた取り組みの促進策に言及した。

 

認定事業者制度(AEO)については、「APEC・AEO事例集」と「AEOに関する新たな共同行動計画」の策定を歓迎し、2011年のAPEC閣僚会議までにこの事例集に基づく「APEC・AEOベスト・プラクティス」の策定を決めた。

 

■第22回APEC閣僚会議共同声明のURL(PDFファイル)
http://www.apec2010.go.jp/docs/ammstatement2010_j.pdf