ロジスティクス建設機械レンタル事業などを展開するアクティオホールディングス(東京都中央区)のグループ会社で運送業のアクティオトランスポート(東京都江東区)は26日、ユニバーサル(東京都中央区)、一般社団法人AZ-COM丸和・支援ネットワーク(東京都千代田区)と協力し、物流業界で深刻化する運転手不足や環境問題に対応するため「アクティオグループ物流協議会」を来月1日に設立すると発表した。
同物流協議会では、貨物の積み合わせや帰り便の活用、共同配送などにより建設機械レンタル業界の輸送効率を目指す。また、鉄道や船舶など多様な運送手段の組み合わせやデジタル技術を駆使した受発注、買い掛け金や売り掛け金の処理の自動化、需要予測、在庫配置の最適化、配車マッチング、GPSによる荷物追跡などによって、物流の効率化とスマート化を推進。これらの取り組みで、物流に関わる社会課題の解決を図り、CO2排出量削減などを通して社会の持続的成長に貢献する。
協議会では今後、ほかの運送会社に参加を呼びかけていく。参加企業には、発注量の予想情報を提供するほか、燃料や消耗品、車両の購入費の割引、保険の優遇手配といったサービスを利用できるようにする。また、福利厚生として健康診断や人間ドックの割引、退職金制度の構築支援を行う。経営支援として、人材育成セミナーの支援や就業規則や各種規程の見直し支援、メンバーが参加する研修会や懇親会も開催する。
これらによって、参加企業は安定的な発注増や実車率の向上などが見込めるとしている。
来月1日からは、同協議会の公式ホームページも立ち上げる。
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