環境・CSR飲料容器最大手の東洋製罐グループホールディングス(東京都品川区)は27日、プロバスケットボールチーム、アルバルク東京と共に、アリーナでの包装容器の循環を目指すことを発表した。同取り組み「Re-CUPプロジェクト カップ救出大作戦」は2024-25シーズンで実施される。
同社は2022-23シーズンからアルバルク東京とSDGsパートナー契約を締結しており、リサイクル可能な飲料用アルミカップや紙コップを資源として循環させるための機械である「Re-CUP WASHER」を導入し、持続可能なアリーナ運営を目指してきた。今回の取り組みは、その活動をさらに強化し、紙コップだけでなくドリンク用プラスチックカップやフード用紙カップまで回収範囲を広げ、包装容器の循環を推進する。

▲アルバルク東京、平岩玄選手(出所:東洋製罐グループホールディングス)
今回の取り組みは、アリーナで提供されるドリンク・フード容器の完全回収およびリサイクルシステムの実現を目指すもので、2024-25シーズンでは、これまでのシーズンで23.9%(2022-23シーズン)、38.1%(2023-24シーズン)と回収率を高めてきた紙コップの洗浄回収率を今シーズンでは50%に引き上げることが目標。また、ドリンク用プラスチックカップの洗浄回収を新たに開始して、紙コップと同様に「Re-CUP WASHER」を使って洗浄・分別する取り組みを行うとしている。さらに、ドリンク容器に加えてフード容器も回収する。赤い大きめカップと黒い小さめカップをそれぞれ別々に分別し、回収ボックスの表示に従って回収を進める。
今回の取り組みを盛り上げるために、アルバルク東京の平岩玄選手が「Re-CUP広報大使」に就任し、アリーナ来場者に対し、飲料用・食品用の紙コップを再生可能な資源として循環させるための理解と協力を呼びかけていくとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com