サービス・商品TOPPANホールディングス(東京都文京区)は1日、3次元仮想空間を利用して異種複数台のロボットを遠隔で管理・操作できるデジタルツインシステム「TransBots(トランスボッツ)」が、名古屋市昭和区に開業予定の国内最大のオープンイノベーション支援施設「STATION Ai」(ステーションエーアイ)に採用されたと発表した。
TransBotsは同グループが持つ3次元計測やVR技術を用いて施設の3次元仮想環境を再現し、構築されたデジタルツイン環境上から各ロボットを直感的に、遠隔で管理・操作できるようにする。

▲稼働する運搬ロボット(出所:TOPPANホールディングス)
TransBotsが採用されたオープンイノベーション支援施設は、ロボット開発を手掛けるスタートアップ、STATION Aiが今月開業。地上7階建ての日本最大の支援施設で、500社を超えるスタートアップとパートナー企業が入居する。施設全体を実証実験の場所として使用でき、一般客が利用できるカフェレストランやホテル、イベントスペースなども併設される。
TOPPANは開業にあたって、施設内の空間を3次元計測し、設計用BIMデータと組み合わせて3次元仮想空間を構築。運搬ロボット2台とサイネージ機能を搭載した自律走行ロボット1台をTransBotsに接続し、円滑なロボット運用を可能にした。今後は、施設に入居するスタートアップ企業と連携して実証実験に取り組むなどして、新たなサービスロボットの社会実装の促進に貢献する。
また、さまざなロボットや設備・IoT機器と連携するためにTransBotsの機能を拡充し、オフィスや空港、駅、倉庫、工場などでの労働生産性向上に向けた課題解決支援に取り組むとしている。
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