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センコー、国内物流センター7か所で太陽光発電

2013年4月30日 (火)

ロジスティクスセンコーは4月30日、国内の物流センター7か所に太陽光発電設備を設置し、10月以降段階的に売電事業を開始すると発表した。

同社は現在、千葉、大阪、岡山の物流センターなどで自社使用を目的に太陽光発電を実施しており、今回の売電事業拠点7か所が加わることで、10か所で太陽光発電を行うことになる。

同社では、太陽光発電がほかの再生エネルギー設備と比較して「施工が容易でメンテナンスコストが低く、二酸化炭素(CO2)の排出がほとんどない」ことから、現在のノウハウを活かし、売電事業を実施することにしたもの。

同事業はセンコーの国内物流センターの屋根を利用し、既存物流センター、新規建設予定の物流センターの中から「屋根形状」「設備設置可能面積」「屋根耐荷重」などの事業推進条件に合う拠点を抽出。既存物流センター6か所、新規物流センター1か所に発電設備を設置し、5月から設置工事を開始する。

それぞれの拠点に設置する太陽光発電設備は合計発電能力が5.3メガワットとなる見込みで、東京電力管内3か所、中部電力、関西電力管内にそれぞれ1か所、九州電力管内2か所の7か所で全量売電する。

また、今回の太陽光発電事業で7拠点合計のCO2削減効果は年間2800トンとなり、屋根に設置することで「物流センター内の温度が3-5度低下見込まれるなど、地球環境面への取り組みとしても大きな効果を発揮する」としている。