サービス・商品物流ロボット開発のラピュタロボティクス(東京都江東区)は8日、日本出版販売(日販、東京都千代田区)の新物流拠点「N-PORT新座」に同社の自在型自動倉庫「ラピュタASRS」が導入されたと発表した。
日販は持続可能な出版流通の実現に向け、昨年から日販グループ全体での「物流再編プログラム」に取り組んでおり、ロボティクスなど最新の技術を取り入れて、ハード・ソフトの両面から、外的要因の変化にも対応可能な物流を目指している。N-PORT新座はその第一弾の拠点となる。また同施設は書籍、雑誌のみならず、文具雑貨のようなピースが細かなアイテムも多数扱う施設。少量多品種で膨大なSKUを自動化で効率化する。
ラピュタASRSは、柔軟性と高生産性を兼ね備えた自動倉庫システムで、ネジを使わずブロックのように自由な形状に設置できるため、あらゆる倉庫や工場に導入できる。必要な商品は、ロボットがピッキングして作業場まで持ってくるので、作業員は倉庫内を歩き回る必要もなく、作業の負担を軽減できる。
N-PORT新座では、今月7日から同社の王子物流センターから移管された雑貨の出荷を開始した。10月中旬には、日販グループ内のカルチュア・エクスペリエンスで扱う文具の出荷を開始し、11月上旬には王子物流センターから文具の移管が完了して、本格稼働する、今後、ラピュタASRSも順次ロボット台数を増やしていく。
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