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中国地方の外貿コンテナ、宇部港除き減少

2013年5月2日 (木)

ロジスティクス中国地方整備局がまとめた、2012年の中国地方の港湾での国際コンテナ貨物取扱量(速報)は、航路サービスの拡充やターミナル整備などのコンテナ取扱に関する機能強化があったものの、45.8万TEUで前年に比べて8.3%減少した。

輸出が8.4%、輸入が8.2%の減少となり、外貿定期コンテナ航路数も週72.75便と、1.5便減少した。

中国地方整備局では、五大港の合計貨物量が前年比で増加する中、中国地方の港湾で減少している理由として、港湾利用企業の生産設備で事故が発生したほか、大口荷主が中国の景気減速の影響を受けていることなどが考えられる、と分析している。

港湾別では、宇部港が韓国向けの「窯業品」輸出の増加、韓国からの「鉄鋼」「窯業品」輸入の増加によって215TEU増(前年比3.2%増)となったほかは、全港湾で減少した。特に、大竹港では、2012年4月から大竹港と韓国(釜山)を結ぶ航路が週1便減便となり、「化学薬品」の輸出が減少した影響を受け、1891TEU減(50.2%減)と大幅な減少を記録した。