サービス・商品ITシステムの開発・運用などを手掛ける東大発のAI企業、JDSC(東京都⽂京区)は10日、神戸大学が進める「AIスマート空調」の社会実装に向けて、神戸大学発のスタートアップKOBEイノベーションガレージ(神戸市中央区)とともに技術提供すると発表した。AIスマート空調は空調消費エネルギーを大幅削減する空調制御技術で、同社はエラーや不具合検出の自動化やアルゴリズムの改良を支援する。
AIスマート空調は、IoTデータなどを用い、外気温や人流、顧客の服装などから熱需要を予測し、快適性を保ちながらエネルギー消費を抑制する。神戸大学の実証実験では約40%を超える空調消費エネルギーの大幅削減に成功した。
技術のさらなる高度化には、取得したデータの分析によるエラーや不具合の解消が必要だが、供給系・需要系・気流系など複数のモジュールによって構成された複雑なシステムのため、不具合の原因特定には高度な専門性が欠かせない。JDSCは、これまでにもダイキン工業と空調機器のIoTデータを用いた不具合監視システムや運転異常の予兆を検出するAIを共同開発した経験があり、大学の研究に協力することになった。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com