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事業会社とスタートアップがビジネスの協創を目指す

「ジャパンモビリティショー2024」が開幕

2024年10月15日 (火)

イベント豊かで夢のあるモビリティ社会の創出を標榜する大規模イベント「ジャパンモビリティショー2024」が10月15日から18日まで、幕張メッセ展示ホール1で開幕し、18日(金)まで開催する。

ジャパンモビリティーショーは1954年に第1回が開催されて以来、およそ70年続いた東京モーターショーの名称を変更し、昨年秋、リニューアル開催となった。来場者数は111万2000人を記録し、大きな注目を集めた。今回は2009年以来ひさびさとなる会場を幕張メッセに移し、「ジャパンモビリティーショービズウィーク2024」と名付けた。主催の日本自動車工業会は今開催を展示会のみならず、モビリティー関連企業とスタートアップが共にビジネスを生み出すイベントとして位置付けた。

大音響の音楽もなく、きらびやかなコンパニオンの姿も少数の会場内。スタートアップ、事業会社、日本自動車部品工業会会員企業、日本自動車工業会会員企業など8つのブースから成る。特に物流と関連が深い日本自動車工業会会員企業ブースでは、トラックドライバー不足問題の改善を期待できる展示があった。

▲ELFmio(エルフミオ)

いすゞ自動車の「ELFmio(エルフミオ)」は普通自動車免許で運転できる、車両総重量3.5トン未満の小型バッテリーのEVトラック。ステアリング、シート、ペダルを見直し、運転しやすく疲れにくい運転席を実現。大柄小柄、老若男女を問わない、ドライバーの多様性を実現した野心作だ。

▲日野デュトロ Z EV

日野自動車の「日野デュトロ Z EV」はこちらも普通免許で運転できる小型トラック。「快適な『ラストワンマイル』配送を担う」の言葉通り、車外へ降りずに荷室への移動やワンステップで荷室に乗り降りが可能。コンパクトボディーながら最大積載量1.0トンを確保するなど、宅配の要として機能する設計、装備が充実している。

いすゞグループのブースでは「『運ぶ』を創造する新事業への挑戦」と題し、自動運転ソリューションを紹介。2027年に高速道路、ハブ間輸送、路線バスで自動運転レベル4事業を始めるために、現在進めている実証実験やパートナーシップ構築の考え方を紹介している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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