財務・人事大庄(東京都)は15日2024年8月期の決算を発表した。売上高は前年度比11.2%増の505億8600万円、営業利益は10億円、最終利益13億3300万円となり前年度の赤字から黒字転換した。
特に卸売ロジスティクス事業が好調だ。この事業は直営店やフランチャイズ店向けの卸売に加え総合物流サービスを展開しており外部売上高の増加が業績を押し上げた。
当期の経営環境においては国内経済が新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い徐々に正常化し景気も回復基調にあるものの国際情勢の悪化や為替の不安定さ原材料や光熱費の高騰が続く中引き続き厳しい状況が続いていると報告した。特に外食産業は観光需要やインバウンド消費が回復傾向にある一方でコスト上昇や人手不足の影響が業績を圧迫している。
物流分野においては卸売およびロジスティクス事業の拡大を掲げ総合物流サービスの提供を強化している。同社はDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により業務の効率化を図りまた健康経営の促進を通じて従業員の労働環境改善や人材育成にも注力している。結果として事業全体の収益力向上と財務の健全化を目指している。
2025年8月期の通期業績予想としては売上高は1.8%増の515億2000万円、営業利益は42.3%増の14億2400万円、最終利益19.5%減の10億7400万円を見込んでいる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com