財務・人事ゼロ(川崎市幸区)が7日発表した2025年6月期 第1四半期決算は、売上高が前年同期比8.3%増の343億1200万円、営業利益が同2.4倍の27億2400万円、純利益が同2.6倍の18億8700万円と増収増益だった。
主幹事業である車両輸送事業において、乗務員の分業体制推進や乗務員採用の強化、協力会社への支払い単価の増額を進めたことによって輸送戦力を維持できたことにより、輸送受託台数が増加。増収増益に寄与したこととして、キャリアカー1台当たりの日々の売上収益を最大化させるべく空車区間を発生させないために復荷の獲得を推進するなど、粗利益に重きを置いた営業活動を実行していること、22年5月に連結子会社化したゼロ・プラスIKEDAの業績が好調なこと、23年11月よりソウイングを連結子会社化したこと、24年1月より順次新車・中古車の輸送料金を引き上げたことなどが挙げられる。結果、国内自動車関連事業の売上収益は166億9600万円(前年同期比18.1%)、セグメント利益は24億85百万円(同148.4%増)となった。
また、一般貨物事業において港湾荷役事業は、天候不順により配船スケジュールが乱れたことに伴い荷役の稼働に影響を与えた。運輸・倉庫事業は、主要顧客の取扱荷量が減少したこと、物流の2024年問題に伴い傭車先が減少したことにより減収となった。セグメント利益は、減収に伴い減益となったが、運輸・倉庫事業においては倉庫内荷役の新規案件の立ち上げ、新規顧客の獲得が奏功して倉庫の空坪が埋まったため増益となった。結果、一般貨物事業の売上収益は15億5400万円(前年同期比3.6%減)、セグメント利益は3億1500万円(同1.7%増)となった。
通期業績予想は、売上高が前期比4.1%減の1350億円、営業利益が同30.1%増の81億円、純利益が同32.5%増の55億円とした。
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