財務・人事丸運は8日、2025年3月期通期連結業績予想を修正した。売上高を前回予想から5億円減の453億円に、営業利益を同6000万円増の9億円に、経常利益を7000万円増の10億1000万円に、最終利益を1億8000万円増の5億7000万円とする。
運賃・料金改定による増収効果はあるものの、今後の国内外の経済環境・景気動向は不透明な部分が多いため、利益面では下振れると予想した。
同日発表した25年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比1.8%増の225億6800万円、営業利益が同2.6倍の4億9600万円、最終利益が4.1倍の5億900万円と増収増益。
貨物輸送部門の売上高は、1.5%減の110億9100万円、経常利益が1億6500万円増の2億3800万円。アルミ材輸送や流通加工業務の取扱減などによる減収要因があったものの、運賃・料金改定の進展による収支状況の改善、鉄道コンテナ輸送での取扱増により減収増益となった。
エネルギー輸送は、売上高が4.3%増の77億4700万円、経常利益は9700万円増の1億5900万円。石油輸送事業では、石油製品の内需減の影響などにより、輸送数量が3.2%減少。潤滑油・化成品事業は、硫酸需要が堅調に推移し配送数量が増加したものの、原料価格の先安観による取り控えなどにより、1.8%減となった。
海外物流の売上高は7.4%増の27億6800万円、経常損益は1300万円増の700万円の赤字だった。海外事業では、中国国内での日欧系自動車メーカーの販売不振により、主要顧客の輸送量が減少したものの、国際事業での航空運賃の高騰や半導体需要の回復に伴う輸出量増、料金改定などにより、利益面で回復した。
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