財務・人事イー・ロジットは13日、アビスジャパン代表の笹尾隆氏とM&A総研ホールディングスに対し、不法行為に基づく損害賠償として3億1730万円を請求する訴訟を、東京地方裁判所に提起したと発表した。
イー・ロジットは2023年9月、M&A総研による仲介のもと、建設業のアビスジャパンの全株式を取得していたが、ことし5月にアビスジャパンの企業情報について、重要な会計上の修正が必要な事項が判明したことを受け、同社の買収を撤回していた。イー・ロジットは笹尾氏は表明保証違反に該当、M&A総研は仲介業者としての注意義務に違反があったとして、両者に損害賠償請求と不当利得の返還を求める訴訟に踏み切った。
一方で、笹尾氏は同社が行った適時開示に虚偽が含まれていたとして、名誉毀損による損害賠償200万円と開示内容の訂正、謝罪を求めて訴訟を提起している。この訴訟で、イー・ロジットは自社の適時開示が名誉を毀損するものではなく、適法であると主張し、訴訟の過程でその正当性を証明する意向を示している。
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