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ワールド・ロジ、私的整理断念、再建に暗雲

2013年6月12日 (水)

話題事業再生ADR手続きを進めていたワールド・ロジは11日深夜、同手続きが不成立になったと発表した。同手続きの債権者となる金融機関との調整が整わない見通しになったためで、同社は不成立を受け、手続きの利用申請を取り下げた。これにより同社は私的整理を断念し、一般債権者を巻き込む公的整理へ進む可能性も出てきた。

11日、第3回の債権者会議が開催されたが、債権者の金融機関と調整が整わない見通しになったことから「事業再生ADR手続きの続行は困難」との認識に至り、同日中に事業再生実務家協会に対して手続きの利用申請の取り下げを行った。

私的整理を断念したことに伴い、事業再生ADR手続きの成立を条件としてスポンサーに選定されていたプリン企業再生投資事業有限責任組合、ナカノ商会に対する第三者割当増資についても中止となり、この件を議案として付議する予定であった臨時株主総会も開催を取りやめた。