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ワールド・ロジ、10月下旬にも上場廃止か

2013年7月2日 (火)

話題ワールド・ロジは2日、6月期末時点で債務超過を回避するメドがたたず、上場廃止基準に抵触する見込みになったと発表した。

同社は2012年6月期に、不採算事業だった大阪フルフィルメントセンター事業の合理化を実施したことに伴い、固定資産の除却損など、多額の損失を計上し、58億8500万円の債務超過に陥った。

その後、グループ単独で再生することが困難だと判断し、事業再生ADR手続きの利用申請を行ったものの、対象債権者との調整が整わず、同手続きの成立を断念。これにより、13年6月期で2期連続の債務超過となるため、上場廃止基準に抵触する見込みとなった。

同社株式は2日から監理銘柄指定となり、9月下旬をメドとしている有価証券報告書を提出した時点で整理銘柄へ指定され、その1か月後に上場廃止となる。

同社では「グループの事業再生、事業継続に向けた計画などは、その具体的な内容が決まり次第お知らせする」としている。