サービス・商品エア・ウォーター(大阪市中央区)は26日、産業ガス事業で培った極低温技術と液体窒素の冷熱を利用して青果物などを急速に冷却できるシステムを開発したことを発表した。
これまで、設備の整った一部の産地では集荷場に固定式の予冷設備を備え、生産者から運ばれてくる青果物を予冷したのち保冷車で出荷するケースがあったものの、設備が高額であるにも関わらず稼働時期は収穫時期に限られ、年間を通して高い電気代を負担しなければならないという課題があったという。
同システムは液体窒素の冷熱を短時間で効率的に青果物に供給できる可搬式装置で、簡単な構造でマイナス196度での蒸発潜熱と顕熱による大きな冷熱を供給することが可能。この冷熱の活用により従来の機械式冷凍機では8時間かかる冷却時間が1時間まで短縮できる。また可搬式のため、酷暑期間中に小売店舗などのバックヤードでの一時的な仮設冷蔵庫としての活用も可能という。
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