ソニー、大日本印刷へ業務用デジタルフォトプリンター事業を譲渡

メディカル大日本印刷（DNP）とソニーは22日、ソニーがプリンターの製造を除く業務用デジタルフォトプリンター事業をDNPへ譲渡することで合意した。事業譲渡に伴い、DNPはソニーが設置した写真即時プリントや証明写真用プリンター向けに、昇華型プリントメディアを滞りなく供給する体制を構築する。ソニーは、今後も医療用途の業務用プリンター事業を継続する。

ソニーは、業務用デジタルフォトプリンター事業について全世界で保有する現有の顧客取引をDNPへ承継する。これに伴い、同事業に従事するソニーの一部従業員がDNPへ転籍する。

DNPは今回の合意により、ソニーのグローバル規模の顧客取引を承継し、デジタルフォトプリント事業の強化・拡大を図る。ソニーは01年から写真即時プリントや証明写真用の業務用昇華型熱転写方式デジタルフォトプリンター事業を展開してきたが、プロフェッショナルソリューション事業の競争力強化に向けて、事業の集中と選択を実施することにした。今後は医療用途向けに特化し、継続、強化していく。