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商船三井、破断同型船の船体強度を2倍に強化

2013年6月27日 (木)

話題商船三井は27日、インド洋で今月17日に発生した同社運航のコンテナ船「MOLコンフォート」の破断事故で、原因の特定に「まだ時間を要する」と判断し、予防的な安全強化策を実施することにした、と発表した。

同社は製造元の三菱重工業、船舶検査機関の日本海事協会と共同で原因究明を続けているが、原因の特定に時間を要するとの判断から、同型船6隻を対象に、船体構造の強化工事を実施することにしたもの。

6席の同型船は、船体に掛かる負荷を軽減するよう運行上の配慮を講じており、国際船級協会連合(IACS)に準拠した日本海事協会の船体強度基準も満たしているが、強度を引き上げるための工事を施し、現行基準の2倍の強度を確保する。

このため、来週から対象船を段階的にサービスから外し、運航スケジュールの変更を行う。