
▲増し締め点検の様子(出所:北陸信越運輸局)
環境・CSR北陸信越運輸局は9日、冬用タイヤへの交換時期に車輪の脱落事故が急増する傾向を踏まえ、タイヤ交換時の確実な作業の実施および交換後の保守管理の徹底を呼びかける「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施を周知した。
北陸信越運輸局管内の令和5年度大型車の車輪脱落事故の発生件数は20件(前年度比4件増加)で、すべて大型貨物自動車によるもの。20件のうち、9件がタイヤ脱着作業後1か月以内に脱落事故が発生。車輪脱落事故は冬期(11月-2月)に多く発生しており、冬タイヤ交換に起因している。また、車輪脱落箇所は20件の内19件が左後輪だったという。ホイールナットの潤滑油未塗布、ナットの増し締め・点検の未実施が車輪脱落事故発生に起因。特に保守管理の不備として、増し締め未実施が最も多く、定期的な管理が重要となる。また、車輪脱着作業の不備として、ホイールナットの潤滑油塗布不良が最も多く、ナットの緩みを助長する。
同キャンペーンでは大型トラックのホイール・ナットの取り付け状況について街頭での確認を実施。25年2月28日まで行われる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com