ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

東芝、米国で産業用高圧インバーターの生産増強

2013年7月10日 (水)

荷主東芝は10日、東芝インターナショナル米国社(TIC米、テキサス州ヒューストン)が産業用高圧インバーターの生産能力を増強する新製造棟が竣工し、今秋から生産を開始すると発表した。

米国では、急速に進むシェールガスの採掘を背景に採掘・精製プラントの新規建設やパイプライン網の整備・増強が見込まれており、プラントメーカー向けのモーターやインバーターなどの需要が拡大する見通しとなっていることから、この需要に対応するために新製造棟の建設を進めてきたもの。

新製造棟は、建築面積8500平方メートルで、産業向けポンプ用インバーター、鉄道車両用インバーターを生産するほか、将来的にはスマートグリッド関連のインバータの生産も計画している。

投資額は20億円で、今後段階的に設備を増強し、産業用高圧インバータの生産能力を高めていくとともに、製造リードタイムの短縮も図る。TIC米では「今回の生産能力拡大を機に、北米地域での産業用モーター、インバーターなど鉄道・自動車システム事業のさらなる拡大・強化に取り組んでいく」としている。

■新製造棟の概要
建築面積:8500平方メートル
延床面積:1万900平方メートル
生産品目:産業向けポンプ用インバーター、鉄道車両用インバーター、スマートグリッド関連機器
着工時期:2012年8月
竣工時期:2013年7月