東芝、四日市工場の生産設備を増強

荷主東芝は23日、NAND型フラッシュメモリの製造を担っている四日市工場（三重県四日市市）で、第5製造棟第2期分の建設に着手したと発表した。

NAND型フラッシュメモリの次世代プロセス品や三次元構造品の生産スペースを確保するために建設するもので、2014年夏に竣工する。具体的な設備導入・生産開始時期や生産能力、生産計画などは、市場動向を踏まえて今後決める。

第5製造棟は、市場動向を見極めながら最適な生産スペースを確保する観点で、建屋を2期に分けて建設することとし、第1期分は11年7月から稼動している。第2期分は、スマートフォンやタブレット、エンタープライズサーバー向けSSDなどを中心に需要が増加傾向にあり、中長期的にも市場拡大が見込めると判断して建設を決めた。

■第5製造棟（第2期分含む）の概要
建物構造：鉄骨2層5階建
建屋面積：3万8000平方メートル
延床面積：18万7000平方メートル
着工：2010年7月（第1期）、2013年8月（第2期）
建物完成：2011年3月（第1期）、2014年夏（第2期）
生産開始：2011年7月（第1期）、第2期は未定