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電通大、段ボールの生産工程を進化計算AIでDX化

2024年12月19日 (木)

サービス・商品電気通信大学(東京都調布市)は18日、東芝デジタルエンジニアリングと、段ボールの生産計画に進化計算AI(人工知能)を適用し、コスト削減と生産効率向上を図るDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現したと発表した。

進化計算とは、生物の遺伝子交配に着想を得た技術で、優れた解を繰り返し生成する手法である。この技術を活用した模擬実験では、熟練者の計画に比べコストを低減しつつ、製造条件を満たさず製造できない段ボールを半減できた。

段ボールは製品の梱包に欠かせない資材であり、少量多品種生産が求められる一方、熟練者の高齢化や技術承継の課題が深刻化している。今回の研究では、AIによる生産計画最適化により、属人化の解消とともに、受注条件を満たす効率的な計画の策定が可能になった。特に、NSGA-IIと呼ばれる手法を用いた進化計算では、従来の手法を上回る低コストかつ効率的な生産が可能であることが確認できた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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