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日通、中国・西安に第二拠点、内陸シフトに対応

2013年7月18日 (木)

ロジスティクス日本通運は18日、子会社の香港日本通運が中国陝西省西安市の西安総合保税区内に、独資による現地法人を開設した、と発表した。

中国で加速している沿海部から内陸部への製造拠点シフトに合わせ、同地域に第二の拠点を開設することによって、西安発着の国内輸送、保税物流機能を組み合わせたより高品質な物流サービスを提供することが可能となった。

同社は2007年、西安市で香港日通の子会社である日通国際物流・中国が支店を開設し、国際フォワーディング業務を主に行ってきた。西安市は人口800万人を持つ陝西省の省都で、航空宇宙産業、IT産業を中心とした製造業が盛ん。近年はハイテク産業を中心とした企業誘致、インフラ整備も進められている。

中国日通西安支店は主に国際フォワーディング、国内輸送、引越業務を行う拠点とし、今回設立する西安日通は保税ロジスティクス業務を行う。

ことし5月に西安市で開催された第七回陝西省人民政府国際高級顧問会議で、同社は日系物流業者として初の国際高級経済顧問に選任されており、同社は「今後も地方政府との関係を強化し、スムーズな物流構築に貢献することで、同地域で展開している顧客のサプライチェーンマネジメント業務を力強くサポートしていく」としている。

■新拠点の概要
名称:日通国際物流(西安)有限公司
住所:中国陝西省西安市西安国際港務区港務大道88号A2-9
倉庫:4307.35平方メートル