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三井物産、米国で天然ガスパイプライン事業に参画

2013年7月22日 (月)

荷主三井物産は22日、米国アリゾナ州で米国の天然ガスをメキシコへ輸出するためのパイプライン事業に出資参画することで、米国パイプライン運営最大手のキンダー・モルガン、メキシコ国営石油会社のペトロレオス・メキシカノス(PEMEX)と合意したことを発表した。

三井物産は100%子会社のMITパイプラインインベストアメリカズ社を通じ、パイプライン事業推進会社に30%出資。PEMEXも米国の100%子会社経由で35%出資参画する。

三井物産は、4月9日にPEMEXと天然ガスなどエネルギー関連事業協力に関する覚書を締結しており、この事業は同覚書に基づいて実行される最初の共同事業となる。

今回、三井物産が参画する事業は、米国アリゾナ州ツーソンの既存の基幹パイプラインからメキシコ国境のササベまで100キロメートルの天然ガスパイプラインを新規に敷設し運営するもの。

輸送能力は日量2億立方フィートで、総事業費は2億米ドル(200億円)を見込む。全輸送容量をPEMEX100%子会社のMGIサプライが輸送する、25年間の輸送委託契約を締結しており、米国エネルギー規制委員会や大統領許認可を取得した上で、2014年9月30日までの操業開始を目指す。